猫猫先生が・・・とき

猫猫先生がブログで以下のデータを挙げて「女が何かすると何か特別なことであるらしい。」と書いている。
とりあえず明らかに「女が・・・とき」という規定にあてはまらない三冊には削除線を引いてみた。

1972 女が外に出るとき 犬養道子 中央公論社

1974 女がそとで働くとき 来栖琴子 水曜社

1975 女がはばたくとき 桐島洋子 PHP研究所

1979 女が職場を去る日 沖藤典子 新潮社

   女が自分と向きあうとき 吉武輝子 海竜社 1979.11

   女が自分を見つめるとき 久保克児 PHP研究所 1979.7

   女が別れを告げるとき 落合恵子 講談社 1979.3

1982 女が会社へ行きたくない朝 沖藤典子 主婦と生活社

   女が辞表を書く日 (New life books) 朝比奈紀子 東京白川書院 1982.9

   女が経理を盗む時―新・知的悪女のすすめ 神崎寿子 山手書房 1982.9

   女が仕事に生きるとき 高橋瑞恵 同友館 1982.8

   女が美的に見えるとき 楠本憲吉 主婦と生活社 1982.7

1984 女が職場で悩むとき 沖藤典子 主婦と生活社

1986  女が複眼になるとき 工藤美代子 大和書房

   女が家を買うとき 松原惇子 文芸春秋

1988 女が自由を生きるとき 青木やよひ オリジン出版センター

   女が愛に向かいあうとき 永畑道子 海竜社 1988.5.12

1989 女が「転機」をのり越える時 沖藤典子 大和出版

   女が外国へ出るとき 田辺厚子 文芸春秋 1989.4.15

1991 女がパートに出るとき 鷹沢のり子 朝日新聞社

1991 女が会社をつくる時 奥谷礼子 大和出版 1991.10

1992 女が留学するとき 栄陽子 主婦と生活社 1992.5.6

   女が定年を迎えるとき 佐藤洋子 大和書房 1992.7.30

1993 女が男にふられる時 田村章;MOUNTAIN 広済堂出版 1993.6.15

   女が外国で働くとき 田辺厚子 文芸春秋

1994 女が酒を選ぶとき 友田晶子 WAVE出版 1994.3.3

   女が離婚を決意するとき 金原みはる サンドケー出版局 1994.9.20

   女が再婚するとき (講談社文庫) 沖藤典子 1994.11

1995 女が留学に賭けるとき 栄陽子 国際教育出版;三修社 1995.2.10

   女が死と向き合う時 佐藤貴美子 新日本出版社 1995.8.25

   女が定年退職するとき 石田恵子 径書房 1995.10.5

1996 女がそれを感じるとき 山口洋子 文芸春秋 1996.4.30

1997 女が職場をリードするとき 桃山太郎 日本図書刊行会;近代文芸社 1997.11

1998 女が学者になるとき 倉沢愛子 草思社

2000 女がリセットボタンを押すとき 亀山早苗 芳賀書店 2000.6.25

   女が年齢を愉しむとき 木村栄 はるか書房;星雲社〔発売〕

2001 女が部屋を借りるとき 稲葉なおと 講談社 2001.2.26

   悪女が生まれる時 藤本ひとみ 中央公論新社 2001.9.7

2002 女が殺意を抱くとき 藤田宜永 徳間書店 2002.9.30 26

2004 女が結婚するとき 青山ゆう 本の泉社 2004.7.25

   女が国境に生きるとき 田辺厚子 碧天舎 2004.12.20

2005 女が映画を作るとき / 浜野佐知. 2005.1. -- (平凡社新書)

女が腹を括る時 / 大平栄一郎. -- 羽衣出版, 2005.4

女が冴えるとき / 桐島洋子. -- グラフ社, 2005.6

次に僕が適当に調べた「男が・・・とき」は以下のとおり。

男が命を賭ける時 / 菊村 到/原作 . -- 日活 , 196‐
男が拳銃を握るとき / 城戸礼著 . -- 青樹社 , 1962
男が不平を言うとき / 清水英夫著 . -- 社友会 , 1963
男が命を賭けるとき / 江波譲二著 . -- ひばり書房 , 1969
男が賭けるとき / 三好徹著 . -- 文芸春秋 , 1970
男が転職を決断する時 / 竹内達編 . -- エ−ル出版社 , 1971
男がひとりで暮らすとき / クッキング・ディレクターズ・アソシエーシ . -- 国際興産 , 1972
男が辞表を書く時 / 藤田忠司著 . -- エ−ル出版社 , 1975
男が幹部の椅子を狙う時 / 藤田忠司著 . -- エ−ル出版社 , 1976
男が死ぬとき / 八切止夫著 . -- 日本シェル出版 , 1977
男が女をみつめるとき / 五木寛之著 . -- 主婦と生活社 , 1979
男が振りむくとき / 熊倉安雄〔著〕 . -- 熊倉安雄 , 1981
男が自分を証明するとき / 藤本義一著 . -- PHP研究所 , 1984
男が家を出るとき / 橋田寿賀子著 . -- 日本放送出版協会 , 1985
男が転職を決断する時 / 米田 建三/著 . -- エール出版社 , 1985
男が会社を辞める時 / 田村訓久著 . -- 週刊住宅新聞社 , 1988
男が結婚を決意するとき / 荒谷慈著 . -- 大和出版 , 1989
男が勝負するとき / 千葉明著 . -- 世界文化社 , 1989
男が決断する時 / 岩国哲人/著 . -- PHP研究所 , 1991
男が女を愛する時 / 柴門ふみ著 . -- 新潮社 , 1995
男がマワシを締めるとき / 関澄一輝著 . -- ポプラ社 , 1995
男が優しく眠る時 / 坂上忍著 . -- 文藝書房 , 1997
男が家を出るとき帰るとき / 志茂田景樹著 . -- 文芸社 , 2002
男が「離婚」を語るとき / 亀山早苗著 . -- ポプラ社 , 2003
男が女に料理を作るとき . -- セブン&アイ出版 , 2006

どうですか微妙な数字だと思いませんか。確かに「女が・・・とき」の方が冊数は多い。しかし「女が何かすると何か特別なことであるらしい。」とバカにできるほどの差でもないように思える。
ではもっと明確に差があらわれている例を挙げてみましょう。
「男の料理」
これだとダブリこみで42冊。
「女の料理」という本はゼロでした。
「男が料理すると何か特別なことがあるらしい」とフェミ方面から突っ込まれそうな予感。