一市民の反抗

一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利

一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利

短い文章なので英語原文付。夏休みで意気込んでいる高校生に最適とかなんとか。
投票は道義的問題をめぐるゲームでしかなく、そこに投票者の品性は賭けられていない

大衆の行動には美徳はほとんどありません。多数派が奴隷制度廃止に遅ればせながら賛成票を投ずるとしたら、それは彼らが奴隷制などどうでもよいと思っているか、彼らの投票によって廃止されるべき奴隷制がほぼ存在していないかのどちらかです。そのときに奴隷と名のつくものが残っているとすれば、彼らだけでしょう。

それなりに有名な学者が「物語」に生きることを当然としているのに違和感ありで、これを引用

悪弊を矯正するために州が提供してきた方法を私が採用するかといえば、それは考えていません。そうした方法はあまりにも時間がかかります。ひとりの人間の一生は終ってしまうでしょう。私には他に専念したいことがあります。私がこの世に生まれたのは、ここを良くするためではなくて、良かろうが悪かろうが、ここで生きるためです。人はすべてのことをするのではなく、何かをするのです。すべてのことをすることはできないからといって、誤ったことをする必要はないのです。