あすなひろしのマンガ夜話

文学方面における「セカ宙」的なものへの苛立ちって、文学に興味のない者からすると、そりゃそうだけど、あんたらの方も駄目だよって気分にもなる。
そういってる自分の作ってる音楽をしみじみ検証してみると、こりゃ駄目だなと思えるわけであります。こんなもっさりしたのは駄目だよと本人談。売れているものを聴くと、なるほどねと思うわけです。自分で聴きたいとは思わないけど、これがいいんだろうなということはわかるし、だけどなあとも思うし、しかし、こういうものしか流通しないだろうなあとは思えるわけで。
で、話はズレるのですが、北野・座頭市をテレビでやってて、最後にドンツクやるわけです。これが、いいかと言われると複雑だ。結局よさこい&ヤンキー臭いんですよ。ある種の高級&芸術気分に浸れる大衆的ビートなんだろうなあ。もう少し抜くかズラすのが粋な気がするのだが。でもああやれと言われても作れないのが悲しいトコですけどね。
そんなこんなで悲しい気分になっていたところで「あすなひろし」のマンガ夜話
ボクの脳内では松村雄策絶賛なんだけど、あまりよくわからないヒトなのです、あすなさんは。そんなわけで録画しておいて適当に観るつもりだったのだけど、チラっと最初を眺めてたら、なんだか熱い雰囲気に巻き込まれてそのままリアルタイムで観てしまった。前日の安彦さんとは大違いの盛り上がり。
なんか印刷で出ないのにカケアミってとこでもうグッときちゃうわけです。
みなもと太郎さんが「愛情に包まれているのにそこから突き抜けてしまう淋しさ」ってのでもう松村さん経由でジョンレノンですよ。Nobody loves you の世界ですよ。
Everytime I put my finger on it,it slips away ですよ。
生きてるときにそう伝えてればって水野さんがトドメをさしてくれるわけで。
誰も聴いてなくても、つくるどー、と元気を出したボクなのであった。
ああ白痴的な文章だ。
まあそういうわけでBGMは当然久々に聴くレノン。