国辱ってなにかね

日本の首相が元脱走米兵の私に空手形を切ってきたので
「マイニチ朝日を読んでる」と言ってやった。
日本の国民は国辱だと騒いでいるが私は5月16日の宮沢喜一
話の方が驚きだ。もうタブーじゃないのかね。
それともミヤザワは政界のダン池田なのか。

日米構造協議で、日本は習うこともあったし、改めたこともある。
無駄ではなかったが、随分とんでもないことまでやったもんだ。

なんだか日本沈没後ハワイで余生を過す元首相の思い出話みたいな
人事のような話し振りだな。名誉白人つもりなのかね。
そういや石原慎太郎も年金未払い謝罪会見で小沢にケチをつけていたが。
https://mytown.asahi.com/tokyo/news02.asp?c=5&kiji=734

幹事長のときにやったことは絶対に許せないね。
やっちゃいけない日米の構造協議をやったわけでしょう。

こいつは原爆落とされても負けてないって言いはるタイプだな。
わたしは1991年の吉本隆明の発言を収録した本(ISBN:4896672615)を
引っぱり出して読み返してみた。吉本はこれだけ完全に負けたら従うしかないし、
占領軍による農地改革に匹敵するもので
いい影響が出るのではと13年前に語っている。
国辱ってなにかね。負けるってのはどういうことだ。
石原のような強がりは言わずに熱く敗戦を語る吉本の言葉を
北朝鮮から長々と引用してあげよう。暇な人だけ読みなさい。

実力に格段のちがいがあるということになります。
この格段のちがいは声を荒らげれば直るというものでもないし、
ごまかせば流れてしまうというものでもなくて、
ぐうの音も出ないぐらいの敗北感なのです。そこまでやられると、
ちょっということを聞くよりしようがないということに、
学問的・研究的、あるいは経済政策的にはなるとおもいます。
根性だけはりきっても、実力が伴わなけれぱどうしようもないとすれぽ、
ここまでやられたらどうしようもないなという感じをわたしはもちました。
(中略)
二回目の世界大戦の敗戦のようなものだとおもいます。
つまりかつての一回目の敗戦のように、空爆で町が壊れているとか、
人が死んでいるというように、眼にはみえませんし、
そんなことをいわれても、別に何もそんなことは感じないよと
おもわれるかもしれません。(中略)
二回目の敗戦は眼にはみえませんし、眼にみえるところでは
たいへん繁栄して気持よさそうにしているとみえるわけです。
しかし本当は首から上はソ連と一緒に敗戦しているし、
首から下はアメリカに従属して敗戦している

構造協議米国案によって日本の社会経済は正確に解剖しつくされ、
完膚ないまでに頭脳的な従属を強いられたといっていい。
武力による敗戦もみじめといえぱみじめだが、
平和な時期の社会経済的な頭脳の敗北は眼に視えないだけに、
もっとみじめだともいえる。この社会経済的な力量の大差の敗北から
真っ直ぐに中東戦争でのアメリカ追従はうまれている。(中略)
ほんとうにだらしがないのは、きみでありわたしなのだ。
これはデモや集会などでは拭いきれない
わたしたちの知識の赤い痣だといってよい。

悔しいし、残念ですが、ほんとういうとたいへんな衝撃でした。
これだけやられたら、どんなに威張ってもダメだよ、
いうとうりする以外ないよっていえるくらい、
完膚なきまでにやられています。
日本の経済学者は恥じて死ぬべきだと思います。