映画

アメリカン・ニュー・シネマの息子たち デビッド・リンチ

デビッド・リンチ ジョージ・ルーカス〈アメリカン・グラフィティ〉 ハリソン・フォード ジャック・ニコルソン ルーカスからゴダールまで11人のインタヴュー集 (1982年) アメリカン・ニュー・シネマの息子たち―ルーカスからゴダールまで11人のインタヴュー集…

役者は一日にしてならず 林与一、田村亮

林与一 田村亮 実相寺昭雄『無常』 役者は一日にしてならず作者:春日 太一発売日: 2015/02/23メディア: 単行本 林与一 [必殺の]第一話で室田日出男さんの演じる奉行を斬るんですが、どうやって斬るかを深作欣二監督、栄ちゃん[殺陣師の楠本栄一]、僕で相談し…

ドゥルーズ「記号と事件」1972‐90年の対話

ゴダール『6x2』をめぐる三つの問題 模倣者たちの陰謀 主体化 追伸――管理社会について チラ見。単行本から引用。文庫本は全面改訳されているらしい。 記号と事件―1972‐1990年の対話 (河出文庫) 作者: ジルドゥルーズ,Gilles Deleuze,宮林寛 出版社/メーカー:…

現代思想 菅原文太特集 中島貞夫インタビュー

中島貞夫インタビュー 『懲役太郎 まむしの兄弟』 『極道vsまむし』 文ちゃんの内面にあったのは、アナーキーですよ。 藤山顕一郎インタビュー(聞き手:伊藤彰彦) 現代思想 2015年4月臨時増刊号 総特集◎菅原文太 -反骨の肖像- 作者:菅原文太,樋口陽一,中島…

勝新太郎伝・その2 『影武者』の顛末

「あれは一流だね」と褒めた黒澤 脚本を見せられ脱力した橋本忍 「お前がそんなことを聞くのは百年早い」 ズレ そして勝がビデオを回して降板事件勃発。 『警視-K』水口晴幸起用の経緯 88年、映画『座頭市』 95年、川谷拓三肺がんに。余命半年 仲代との和解…

偶然完全 勝新太郎伝

「不知火検校」 「悪名」 「座頭市物語」 星川清司 勅使河原宏 雷蔵死去 『子連れ狼』 偶然完全 勝新太郎伝作者:田崎 健太発売日: 2011/12/03メディア: 単行本 「不知火検校」 [このままでは勝はBクラス主演俳優に転落だと企画部鈴木晰成] そこで出てきたの…

エンニオ・モリコーネ、自身を語る

絶対音楽 ポスト・ヴェーベルン 盗作 心残り ニーノ・ロータ クリント・イーストウッド 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 レオーネの死 ジョン・カーペンター そうかー、現代音楽の人だったんだと思った箇所から先に。 エンニオ・モリコーネ…

倉本聰対談集 山田太一他

誤解による自己形成 同級生だった寺山修司 松竹入社、木下恵介組で助監督 『北の国から』と『想い出づくり。』 『前略おふくろ様』と『それぞれの秋』 小菅正夫(前旭山動物園長) 津川雅彦 三島由紀夫『恋の帆影』舞台 戸田奈津子 みんな子どもだった―倉本…

世界を動かした名言

ウッディ・アレン アガサ・クリスティ ジョン・スタインベック ウィリアム・サローヤン アンディ・ウォーホル アルフレッド・ヒッチコック リチャード・ロジャーズ 英語の勉強になるかなと、英文対訳本を借りてみた。 英文対訳 世界を動かした名言 (講談社プ…

カフカと映画

映画というメディア 路面電車の力動性とヴァイオリンの響き 執筆のためのトランス状態 『失踪者』 カフカと映画作者:ペーター=アンドレ アルト発売日: 2013/03/22メディア: 単行本 映画というメディア 社会人となってからの最初の数年間において、カフカは定…

倉本聰と山田太一「それぞれの秋」

倉本聰の対談番組「みんな子どもだった」(BS―TBS、日曜夜11時)に山田太一登場番宣記事に 倉本は山田の「それぞれの秋」(73年)に触発され、75年に始まった「前略おふくろ様」からナレーションを採り入れたと明かした。 なぬううう、というわけ…

ウディ・アレンの映画術・その2

前日のつづき。ウディ・アレンの映画術作者: エリックラックス,Eric Lax,井上一馬出版社/メーカー: 清流出版発売日: 2010/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (8件) を見る裏切り [リチャード・シッケルが]僕の映画の観客はあ…

ウディ・アレンの映画術

父と祖父 サクセス 順撮り 僕のベストテン ラルフ・ローゼンブラムの編集 エルヴィス以降 フィリップ・グラス 時間がない人は過去30作を総括している第八章から読むと良いかも。 ウディ・アレンの映画術作者:エリック ラックスメディア: 単行本 父と祖父 [父…

時代劇の作り方

巻末に石橋蓮司と著者の対談。 剣客商売 三船敏郎 『弐十手物語』の失敗 仲代達矢 杉良『一心太助』から『鬼平』まで、能村庸一プロデューサーが自身の手掛けた時代劇について語る。 時代劇の作り方 プロデューサー能村庸一の場合作者:能村 庸一,春日 太一発…

市川崑のタイポグラフィ

グリッドとジャンプ率 50年代題字は市川自身の手による手書き明朝体 L字型配置が登場した1957年『穴』 1961年、いちはやく写植導入 『東京オリンピック』、亀倉雄策 第一章が精細な活字体分析なのですが、これに躊躇しかけた人は中盤辺りのタイトル画像をチ…

たけしの初恋、コッポラ娘とアバレンジャー

深見師匠 初恋 その男、凶暴につき アバレンジャー 北野武インタビュー本と『菊とポケモン』二冊。Kitano par Kitano 北野武による「たけし」作者:北野武,ミシェル・テマン発売日: 2010/07/07メディア: 単行本(ソフトカバー) 深見師匠 深見師匠が焼死した…

黒澤明という時代/小林信彦

黒澤明という時代作者: 小林信彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/09/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (24件) を見るリアルタイムで観ていない人間には役立つ時系列の説明 「蜘蛛巣城」と「どん底」は、黒澤明の敏感…

「靖国」上映中止をめぐって

「靖国」上映中止をうけての会見、対談、鼎談映画「靖国」上映中止をめぐる大議論 (TSUKURU BOOKS)作者: 森達也,鈴木邦男,宮台真司,他出版社/メーカー: 創出版発売日: 2008/06/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブロ…

1977年の実相寺昭雄

「まぶしかったですか? 部長」 初ドラマ 佐々木功 ウルトラマン ウルトラセブン 「怪奇大作戦」 「シルバー仮面」 前日の流れで実相寺昭雄の1977年の本。プロフィール欄の尊敬する人物は野村克也。本文には入社面接で尊敬する人は鶴岡一人と答えたとある。…

同期生・実相寺昭雄

実相寺昭雄 酒乱トラウマ 裏技で自作保存 「怪奇大作戦こそ、私の花の時」と実相寺。 『百万円Xクイズ』担当の苦労 『ひとりっ子』事件 1959年「ラジオ東京テレビ」(のちのTBS)に入社した著者が当時の現場状況や実相寺ら同期生について書いている。 テ…

ショーケンのジュリー

ヤクザに拉致され 太陽にほえろ 傷だらけの天使 前略おふくろ様 神代辰巳 逮捕 エピローグ 話題となった薬ネタより、ジュリーへの熱い思いに驚いた。 ショーケン 作者: 萩原健一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/03/14 メディア: 単行本 購入: 7人 ク…

アメリカ映画風雲録

アメリカ映画風雲録作者: 芝山幹郎出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/08/20メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見るマンハッタン無宿 原題の『Coogan's Bluff』は掛け言葉になっている。「(主人公)クーガンのはったり」…

淀川ジャガー鉄道

夏枯れでつまみぐい。 まったく関係ないが、中国トップと夢破れ(いや夢捨てきれずか)他国へ帰化した元中国選手との対戦がなんともいえない。中国トップ選手の顔つきがなんか安い。ついでにファッションも金はあるだろうに安い。だけど卓球はうまい。対する…

鈴木邦男が見沢を語る

見沢知廉事件 匿名は卑怯だw 前日の続きは結局なしにして、かなーり、ゆるい本を。対談者に興味のある人にはそれでもよいのかもしれぬが。関係ないが鈴木邦男といえばUWFを連想してしまう、そんな時代もありました。 本と映画と「70年」を語ろう (朝日新…

石堂淑朗回顧録

「頭の中で虚実がすぐに入り乱れてしまう昨今のことだから、怪しい」などと書いてる著者。偏屈老人の銀幕茫々作者: 石堂淑朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る憧れの同級生を…

ゆうばり映画祭物語

ゆうばり映画祭物語―映画を愛した町、映画に愛された町作者: 小松澤陽一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るシンスケ気分で素敵やんと呟きたい時にうってつけの本。映画ファンで映…

江夏と落合、ゆうばり映画祭

落合の三冠は江夏のおかげ 選手は孤独でなければという落合名言 かなりあらびきな本、スポーツライターとかが読んだら憤死するんじゃなかろうか。価値があるのは江夏へのインタビューくらい。豊田さんももっと面白い話があるはずなのだが、著者と親しすぎて…

黒木和雄自作解説

『黒木和雄による黒木和雄――全作品をふりかえる』のとこだけチラ読み。映画作家 黒木和雄の全貌作者: 阿部嘉昭,日向寺太郎出版社/メーカー: アテネフランセ文化センター発売日: 1997/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見るルポ…

周防正行が元裁判官にきく

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!作者: 周防正行出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (50件) を見る映画を観た人は「刑事も起訴するとは思ってなかったんだし…

田宮二郎、死す

焦燥の田宮 鶴田浩二 躁鬱の狂乱で苦労をかけた妻と温泉へ 前日の続き。 田宮二郎、壮絶!―いざ帰りなん、映画黄金の刻へ作者:升本 喜年清流出版Amazon 焦燥の田宮 左遷された著者はテレビ部門に回され、再び田宮と関係することに。昔の田宮を知っている著者…