2018-01-01から1年間の記事一覧

「ジャズ・マガジン」を読みながら・その2 植草甚一

「マイルスとのスパーリング」 前衛ジャズ対談 前衛ジャズを聴きに行ったフランスのファンの愉快な話 前回の続き。 「ジャズ・マガジン」を読みながら (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/09/01メディア: 単行本 「ヴィレッジ・ヴォイ…

「ジャズ・マガジン」を読みながら 植草甚一

バップがなぜジャズを殺したか 救世主オーネット・コールマン ウェスト・コースト派座談会 「ジャズ・マガジン」を読みながら (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/09/01メディア: 単行本 バップがなぜジャズを殺したか 四年間もジャズ…

JAZZ TALK JAZZ 小川隆夫・その2

モード・ジャズの真の主役は誰? 《ファンキー・ジャズとは何ですか?》 ジャズ・ロック 渡欧したジャズマン 新主流派ってそもそもスタイル? フュージョンへの道程 前回の続き。 JAZZ TALK JAZZ作者:小川 隆夫発売日: 2006/04/21メディア: 単行本 モード・…

JAZZ TALK JAZZ 小川隆夫

ディジー・ガレスピー証言 チャーリー・パーカー クール・ジャズ ハードバップは本当に『バードランドの夜』で生まれたのか フリー・ジャズに漂うニューオリンズの面影 JAZZ TALK JAZZ作者:小川 隆夫発売日: 2006/04/21メディア: 単行本 ディジー・ガレスピ…

総特集=丸山眞男 現代思想2014年8月増刊号

【討議】丸山眞男を問い直す 川本隆史+苅部 直 近代市民の哀悼劇 丸山眞男と決断の帰趨 金杭 丸山眞男と藤田省三 認識するということの意味 趙星銀 この事態の政治学的問題点 丸山眞男(1960年発表) 現代思想 2014年8月臨時増刊号 総特集◎丸山眞男 -生誕一…

“解放”の果てに――個人の変容と近代の行方

「マルクスは神であり、フォードはその預言者である」 『世界の魔術からの解放』 他者不在を埋める試み “解放”の果てに―個人の変容と近代の行方作者:水島 茂樹メディア: 単行本 「マルクスは神であり、フォードはその預言者である」 アレクサンドル・コジェ…

代表質問 16のインタビュー 柴田元幸

一九八九年の村上春樹 例外的な『ノルウェイの森』 バリー・ユアグロー アーヴィングはこう語った……と思う 内田樹 『村上春樹にご用心』をめぐって 一度読んでいる(1989年の村上春樹 - 本と奇妙な煙) のだが、読んだ記憶がないところがあったので、また読…

アメリカ小説を読んでみよう・その3

現代アメリカ文学の冒険 佐伯彰一・丸谷才一 ナボコフの投書と本の話とナボコフィアンのこと ウラジミール・ナボコフ三題 前回の続き。 アメリカ小説を読んでみよう (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/04/01メディア: 単行本 現代アメ…

アメリカ小説を読んでみよう・その2

なぜ十九世紀アメリカ文学が読みたくなるのだろう アメリカ文学私観 現代アメリカ文学の冒険 佐伯彰一・丸谷才一 前回の続き。 アメリカ小説を読んでみよう (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/04/01メディア: 単行本 なぜ十九世紀アメ…

アメリカ小説を読んでみよう 植草甚一

ジョン・オハラの最近作を中心に テネシー・ウィリアムズのエピソードを二つか三つ テネシー・ウィリアムズ雑談 ワイセツ語だらけのノーマン・メイラーの新作 ぼくの好きな50冊の小説 リチャード・チョピング「蝿」 トンマーゾ・ランドルフィ「ゴーゴリの…

ターミナルから荒れ地へ 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学

「国際線ターミナル」にて 彼らと僕のベスト3 それは外からやってきた――新世紀の英語とその翻訳 ターミナルから荒れ地へ - 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学 作者:藤井 光 発売日: 2016/03/09 メディア: 単行本 「国際線ターミナル」にて 飛行機による攻…

ぼくたちにはミンガスが必要なんだ・その2

ミンガスのファイヴ・スポット事件について 敗け犬のミンガスが、きみ、はやく原稿を 前回の続き。 ぼくたちにはミンガスが必要なんだ (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/01/01メディア: 単行本 ミンガスのファイヴ・スポット事件につ…

ぼくたちにはミンガスが必要なんだ 植草甚一

モンク来日 雨降りなので、家にいてフランスのジャズ雑誌を読もう こういうタイトルだけど、ドルフィーやモンクの話も収録。 ぼくたちにはミンガスが必要なんだ (植草甚一スクラップ・ブック)作者:植草 甚一発売日: 2005/01/01メディア: 単行本 モンク来日 …

コミュニティ グローバル化と社会理論の変容

ギリシア人にとってのコミュニティ モダニティとコミュニティの喪失 三つコミュニティ概念 「トータル・コミュニティ」 第7章 ポストモダン・コミュニティ まとめ コミュニティ グローバル化と社会理論の変容作者:ジェラード・デランティ,山之内 靖,伊藤 茂…

新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書・その2

再読。というか読んだことを憶えてなかった。 [新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書 - 本と奇妙な煙]のつづき。 新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書作者:西寺 郷太発売日: 2009/09/10メディア: 単行本(ソフトカバー) 映画『ウィズ』で得たもの モ…

ブルーノート読本 アルフレッド・ライオン語録 小川隆夫

初対面、アルフレッド・ライオン ブルーノート誕生 モダン・ジャズ マイルスが麻楽に溺れていることは ジミー・スミス ソニー・クラーク 『モーニン』でファンキー・ジャズ・ブーム到来 ファンキー・ジャズ 『アート・ブレイキー/バードランドの夜』 クリフ…

「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学

「自由であることの苦しみ」 「動物化」 「他者」や「正義」 ヘーゲルは超保守主義者か? ヘーゲルによるイロニー批判 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学 (NHKブックス)作者:苫野 一徳発売日: 2014/06/19メディア: 単行本(ソフトカバー) 「自由…

セロニアス・モンク: モダン・ジャズの高僧

「ああ、これは志ん生だな」って思った 古今亭志ん朝 山下洋輔、モンクを語る 対談・モンクの現在 後藤雅洋 加藤総夫 セロニアス・モンク: モダン・ジャズの高僧 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)発売日: 2017/11/15メディア: ムック 「ああ、これは志ん生だな」っ…

60年代ブリティッシュ・ビート デイヴ・マクアリア

ビートルズ以前 R&B ローリング・ストーンズ デイヴ・クラーク・ファイヴ ハーマンズ・ハーミッツ、キンクス ザ・プリティ・シングス ボブ・ディラン 60年代 ブリティッシュ・ビート作者:マクアリア,デイヴ,和美, 赤岩発売日: 1998/12/10メディア: 単行本…

ジャズ楽屋噺 小川隆夫

マイルスとウイントン カーティス・フラーとコルトレーン クリスチャン・マクブライド クリフォード・ブラウン ジョー・ザビヌル ハービー・ハンコック 行方均 ビル・ラズウェル ホレス・シルヴァー マーク・ヴァン・ローン ルー・ドナルドソン ジャズ楽屋噺…

正義の他者 アクセル・ホネット

ホッブズが「社会哲学」という ルソーが関心をよせたのは ヘーゲルもまた四〇年後の若きカール・マルクスに劣らず トクヴィルとミル フーコー ネガティヴィズムの遺産 正義の他者 〈新装版〉: 実践哲学論集 (叢書・ウニベルシタス)作者:アクセル・ホネット発…

何ものにも縛られないための政治学 栗原康

デヴィッド・グレーバー『負債論』 シュティルナー パリ・コミューン 何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成作者:栗原 康発売日: 2018/07/20メディア: 単行本 デヴィッド・グレーバー『負債論』 サーリンズの弟子、デヴィッド・グレーバーの『負債…

植草甚一ジャズエッセイ 2 ・その2

オーネット・コールマンは、ジャズのヌーヴェル・ヴァーグなのだ ビル・エヴァンス研究で、とてもいいのが「ジャズ・マガジン」に出た エリック・ドルフィー 解説 岩浪洋三 前回の続き。 植草甚一ジャズエッセイ 2 (河出文庫 724B) 作者: 植草甚一 出版社/メ…

植草甚一ジャズエッセイ 2

一九六二年一月のことだった エリック・ドルフィー、おおいに語る ミンガス・アット・モンタレイ 1960年前後のものをまとめた (植草甚一 ジャズ・エッセイ 1 - 本と奇妙な煙)に続いて、 「2」は1961〜70年のものを収録。 植草甚一ジャズエッセイ 2 (河出…

高畑勲の世界 ユリイカ7月臨時増刊号

誰が描いても「高畑さんの作品」になる 『火垂るの墓』の赤い色は降魔色だった。 エコロジー かぐや姫の「罪」 高畑勲との交差にいたるまで 片渕須直 みずみずしく自由に 坂口理子 不快感と向き合うこと 可児洋介 ユリイカ 2018年7月臨時増刊号◎高畑勲の世界…

ハード・バップ モダン・ジャズ黄金時代の光と影・その2

ソニー・ロリンズ マイルス『クッキン』 ハード・バップを取り巻く状況 クリフォード・ジョーダン ジャッキー・マクリーン ウォルター・ビショップ・ジュニア アート・ブレイキー スタンリー・タレンタイン ジミー・スミス ジャッキー・マクリーン、プレステ…

ハード・バップ モダン・ジャズ黄金時代の光と影

リー・モーガン ビ・バップの誕生 アリゲーター ビ・パップの解釈はさまざまだった。 タッド・ダメロン ビ・バップ第二世代 ジャズとリズム&ブルース ハード・バップ―モダン・ジャズ黄金時代の光と影 作者: デヴィッドH.ローゼンタール,David H. Rosenthal,…

植草甚一 ジャズ・エッセイ 1

ファンキーというジャズのスタイル ハード・バップの八年間について、 60年ほど昔の、1960年前後のジャズ・エッセイ集。 植草甚一ジャズエッセイ 1 (河出文庫) 作者: 植草甚一 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 1989/08/01 メディア: 文庫 この商品を…

身体のリアル 押井守・最上和子

精神病院 『スカイ・クロラ』 エロス 自己否定への反動 『イノセンス』 『スカイ・クロラ』 土方巽 珍種扱いのアニメと舞踏 廃墟願望 沈黙期間三年目 教養主義 身体のリアル 作者: 押井守,最上和子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/10/04 メディア: …

英国レコーディング・スタジオのすべて・その3

モーガン・サウンド・スタジオ チョーク・ファーム・スタジオ 「パワー・トゥ・ザ・ピープル」秘話 ヘリオス誕生秘話 トニー・ヴィスコンティ:キーペックス 一発で世界を変えたドラムサウンド “RSM”:ザ・ローリング・ストーンズ・モービル 「スモーク・オン…