2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『正戦と内戦』その3 モンロー主義

モンロー主義 アメリカ帝国主義批判 満州事変 スイス 中立の危機 民主化による「世界革命」、「少数民族」問題 本来のモンロー主義 前回のつづき。 正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者:大竹 弘二発売日: 2009/10/29メディア: 単行本 モンロー…

『正戦と内戦』その2 戦勝国による正統性

法秩序の精神的な浸食、『リヴァイアサン』 国家主義への恐怖 敗戦と革命による転機 国際連盟による「〈現状〉の正統性の保障」 その法を誰が決定しているのか 帝国主義の新たな方法、規範を通じたコントロール 前日の続き。 正戦と内戦 カール・シュミット…

『正戦と内戦』シュミットの国際秩序思想

「あらゆる人道主義の背後には、誰が人間であるかは私が決める、という要求がある」 ハンス・J・モーゲンソー 理念政治的なアスペクト シュミットに大きな衝撃を与えたルール占領 法学的フィクションの道具化 正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想…

『僕の音、僕の庭』井上鑑 筒美京平、大瀧詠一

大瀧詠一 筒美京平さんが教えてくれたこと 佐野元春の曲のストリングスアレンジをやることになり 田中信一のミキシング 大瀧詠一目当てでチラ読みしたが……そこはなんか……だった。 僕の音、僕の庭 ―鑑式音楽アレンジ論 作者: 井上鑑 出版社/メーカー: 筑摩書…

科学神話の虚実・その2 電子の発見

電子を発見したのは、J・J・トムソンではない アインシュタインと優生学 前回のつづき。 ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- 作者: アルベルト・A・マルティネス,野村尚子 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2015/01/29 メディア: …

科学神話の虚実『ニュートンのりんご〜』

ガリレオはピサの斜塔から物体など落下させていない ダーウィンはフィンチをまともに採取していなかった フランクリンは電気凧なんかあげてない 『ニュートンのりんご、アインシュタインの神』 ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- …

統治新論・その2 大竹弘二・國分功一郎

マックス・ヴェーバー ベンヤミン シュミット 憲法改正の限界 「押しつけ憲法」のトラウマ シュミットの同質主義的な民主主義 ハーバーマス、市民的不服従の正統性 前回のつづき。 統治新論 民主主義のマネジメント (atプラス叢書) 作者: 大竹弘二,國分功一…

統治新論、シュミット 大竹弘二・國分功一郎

シュミット、例外状態論 マイネッケ 「国家」と「国民」 法の制定と運用 ブリューニング内閣の大統領緊急令濫用 緊急令濫用の一因は福祉国家へのシフト 福祉国家とナチス 『統治新論――民主主義のマネジメント』 大竹弘二・國分功一郎対談 統治新論 民主主義…

「反おもしろくない」でいけ、春樹批評 吉本隆明

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』 漱石の形態論 高等遊民 つくられる無意識 反復 吉本隆明未収録講演集第二巻。94年の「物語について」という講演だけ、あまり聴いたことのない話が多かったので引用。 前半が、当時出たばかりの『ねじまき鳥〜』についての…

政治的正義 オトフリート・ヘッフェ 人権

人権 「人権の歴史がまだ短い」は近代の自惚れ 自由権 福祉国家 まとめ 人権のあたりをチラ見。 政治的正義―法と国家に関する批判哲学の基礎づけ (叢書・ウニベルシタス)作者:オトフリート ヘッフェメディア: 単行本 人権 憲法の歴史を見ればわかるように、…

マルクスとヘーゲル・その2

ブルジョワ 憲法 ヘーゲルとマルクス プロレタリアート 前回のつづき。 マルクスとヘーゲル (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン・イッポリットメディア: - ブルジョワ へーゲルが叙述し表現するのは、同じ時期にゲーテが行なったように、勝利し、自分自身に…

マルクスとヘーゲル ジャン・イッポリット

脚注 富、施されるものの魂 啓蒙が戦いで勝ちを占めた。 絶対的自由 政府は「権力についた徒党」 革命のたびに マルクスとヘーゲル (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン・イッポリットメディア: - 脚注 ヘーゲルは国家をまず契約として、ついで個人の“運命 ”…