2012-05-05から1日間の記事一覧

吉本隆明、石川九楊『書 文字 アジア』

筆蝕 石川 (略)引っかくことも、筆で触ることも含めて、〈触る〉ということで書き手の側にはねかえってくる触覚が、言葉の思考を促していくということ。それがいわゆる触れるという意昧での〈触〉です。蝕むという方の〈蝕〉というのは、同時にそこに定着…