2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

音を投げる―作曲思想の射程 近藤譲

ジャズはお好き?と問われた現代音楽家 即興演奏の無名性 金目鯛の彫刻w 音を投げる―作曲思想の射程作者:近藤 譲発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 ジャズはお好き?と問われた現代音楽家 現代音楽家二人に前衛ジャズから現代音楽を聴くようになった女性…

壁を破る言葉 岡本太郎

なかなかに恥ずかしいタイトル、知人が持ってたらチョットひくタイトル、ある意味「あい唾蜜お」ノリ、相のり、青ノリな世界といえなくもなく。基本トーンは「人の評価なんか気にせず、ありのまま、自由にやればいいじゃない」という岡本節爆発の中から、深…

小説の読み書き 佐藤正午

佐藤正午が文豪名作を添削というもの。小冊子連載で短い文章ゆえ引用してる間に・・・。小説の読み書き (岩波新書)作者: 佐藤正午出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/06/20メディア: 新書 クリック: 7回この商品を含むブログ (27件) を見る『雪国』の島…

談志絶唱 昭和の歌謡曲 立川談志

売れる前のキラー・カーンと 三波春夫ちょっといい話 三橋の老残に己の老いを重ねて語る なにせ「”歌謡グループ”だ何だとくると、家元はマヒナスターズまででもうダメ」という次元なので殆ど知らない歌の話ばかり、それでも家元の語り口ですいすい読めます。…

株式会社に社会的責任はあるか

持株会社のきっかけ 資本金ゼロ可 企業それ自体論 ナチス式 報恩会 パラッと。 株式会社に社会的責任はあるか作者:奥村 宏発売日: 2006/06/20メディア: 単行本 持株会社のきっかけ もともと株式会社は個人によって出資され、株主になっているのはすべて個人…

戦後戦記 中内ダイエー

戦後史を強調しようという狙いなのかと勘ぐりたくなるくらいヒドイ表紙に見合った手抜き感は否めないが、素材が素材なのでそれなりに。とりあえず堤清二インタビュー目的で借りてみた。戦後戦記 中内ダイエーと高度経済成長の時代作者: 佐野眞一出版社/メー…

殺されてゆくペットたち

「ドリームボックスヘ炭酸ガスを注入します!」 バット撲殺期 野良犬時代 毒殺期 骨肥料 飼い主には怒られ 愛護団体に怒られ 繊細な犬猫愛好家&食事中の方には向かない描写あり。 あとがきには特定の施設・人物を描いたものではないとある。仮称の選択にお…

希望について/ニート

希望について作者: 立岩真也出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/06/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (34件) を見るうーん、オレにも仕事をくれというより、何故(あんなもの&あんなやつら)が金になって、(これ&コッチ)が金にな…

植民地&ニート

ペラッとめくって禿シクつまみぐいでスマンソン。植民地主義とは何か作者: ユルゲンオースタハメル,J¨urgen Osterhammel,石井良出版社/メーカー: 論創社発売日: 2005/11/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る植民は計画的にネ…

グレン・グールド発言集

グレン・グールド発言集作者: グレン・グールド,ジョン・P.L.ロバーツ,宮澤淳一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/09/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (11件) を見る若人へのアドバイス 「お互いの演奏を聴くのをや…

翻訳教室-村上春樹

翻訳教室に村上春樹が登場したとこだけを。翻訳教室作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 新書館発売日: 2006/02/01メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 140回この商品を含むブログ (93件) を見る「ニホン語、話せますか?」(id:kingfish:20040522)での指摘に…

人権の政治学

飛ばし読み。人権の政治学作者: マイケルイグナティエフ,エイミーガットマン,Michael Ignatieff,Amy Gutmann,添谷育志,金田耕一出版社/メーカー: 風行社発売日: 2006/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見る人権は…

ポーと雑誌文学

後進国のA文学宣言 ゴッシク小説と推理小説 パクッた奴にドーン! 著者が保証金を出す 女は家庭の王様か ダイム・ノベル(10セント本)で大衆化が加速 無断使用の英国文学が氾濫、無名アメリカ文学者が陽の目を見る機会は殆どなく、「国民文学」の気運が高ま…

ドイツ現代史の正しい見方

なぜナチスがというのが本題なのだが、それ以外のとこをつまみ食い。 成金ぬるま湯国家プロセイン ビスマルクは反ナショナリズム 観念の帝国の実現でプロイセンは無意味に 「フランスをぶちのめして凱歌をあげろ」 1930年のドイツ 1932年、新首相パーペン男…

中世後期のドイツ文化

途中放棄、しかも少量、他の本と合せ技にしようかとも思ったが。ま、今週はバタバタしてたし。中世後期のドイツ文化―1250年から1500年まで作者: ハンス‐フリードリヒローゼンフェルト,ヘルムートローゼンフェルト,Hans‐Friedrich Rosenfeld,Hellmut Rosenfel…

1000キロを突っ走れ!!

茅ヶ崎の伯母が亡くなり葬式には出たくない、通夜だけに出るには車しかない(夜行バスという手もあるけど)というわけで、AT限定フィールド三年、未だ車庫入れに不安を覚える男が、爆走日帰り1000キロを敢行。 昼前に出発、通夜は六時からだけど、四時過ぎに…

建築の可能性、山本理顕的想像力

『細胞都市』 建築の可能性、山本理顕的想像力作者:山本 理顕発売日: 2006/04/01メディア: 単行本 建築に興味のない人間が何故こんなものを借りたかといえば、パラッとめくったら「家族というのは寂しいものだと思った」というフレーズが目に入ったからで、…