2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

地中海への情熱

地中海が与える霊感 ロンドン〜ローマ間 旅行には目的が必要 群集への恐怖 地中海の庶民への賛辞 男色三昧in地中海 審判の明確なしるし 南方のキリスト教へのプロテスタントの偏見 托鉢が許せない 英仏交通のススメ 地中海への情熱―南欧のヴィクトリア=エド…

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https://d.hatena.ne.jp/hspstcl/20060402 こちらからトラックバックを頂いたので追記。逃避行アーティスト: ジョニ・ミッチェル出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン発売日: 1998/05/25メディア: CD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8…

「SpellBoldakTrain」公開

ココで聴けます。→→NEXTMUSIC 暫くはコッチでも聴けます→→音と奇妙な煙 click the button to listen 漸くLiveとReasonをRewire。そんなわけで旋律に気を取られて棒立ち。声ネタで誤魔化してみました。一ヶ月以上もかかったのは例によって「こんなショボイの…

喧嘩両成敗の誕生・その2

間男を殺してもいいけど、同等に妻も殺せ 解死人制とは 一歩踏み出して「本人切腹制」 刑罰として「切腹」が採用されたのは、 たとえ非があっても喧嘩さえしなければ咎めないよ 理非がないがしろ 前日のつづき。 喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ) 作者: …

喧嘩両成敗の誕生

復讐が放任されていた中世日本 あの一休さんも二度自殺未遂で 「指腹/さしばら」 縁もゆかりもないお尋ね者を匿うわけ 掠奪刑・アハト刑。 落武者狩り 中世の占有屋「押蒔き」「押植え」 「獄前の死人、訴えなくんば検断なし」。自害は究極の訴願形態。自殺…

おじさんはなぜ時代小説が好きか

青春小説は書けないから、時代小説にする 『小僧の神様』と山本周五郎 難解さと西洋哲学の直訳詞を排除しながら発想した新しいジャンル それぞれの武蔵 日本映画と時代小説 司馬遼太郎の小説の方法 ユートピア小説『蝉しぐれ』 鴎外の歴史小説 おじさんはな…

ジャズ構造改革

部外者にも赤裸々ジャズ村事情が理解できると言えばそうなのだが、展望のある話は無し。クラブでいくらジャズがかかろうとあれはジャズとして聴かれていないのでジャズ村としては無関係という見解。ジャズ構造改革 ~熱血トリオ座談会作者: 後藤雅洋,中山康樹…

セイヴィング キャピタリズム・続

前日の続き。セイヴィング キャピタリズム作者: ラグラムラジャン,ルイジジンガレス,堀内昭義,有岡律子,アブレウ聖子,関村正悟出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2006/01/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 41回この商品を含むブログ (45件) …

セイヴィング キャピタリズム

自由な金融市場があれば、担保やコネがなくても、アイディアとやる気があれば誰でも起業資金を調達でき、無能な人間を排除していくので社会全体の底上げにもなる。そのためには政府が既得権者からの圧力を排除し自由な市場を維持しなければならない。セイヴ…

村上春樹の神様

なかなか本が読めないので村上春樹の大好きなチャンドラー本で穴埋め。その前に やっぱりチャンドラーは神様。盆と暮れには『長いお別れ』を読んでる と熱く語っている1983年のスタジオ・ボイスのインタビューから。 サリンジャーはもうしんどい。昔ね、最初…

普段の村上春樹は、

「スガシカオ」についての文章を読むと、村上春樹でも触れるものすべてをハルキ調に染め上げられるわけではないのだという事がわかってチョット驚き。一般人・村上春樹のスガシカオ談義を聞いているようで、普段のハルキはやっぱり春樹じゃないわけです。ホ…

使える!確率的思考 小島寛之

使える!確率的思考 (ちくま新書) 作者: 小島寛之 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2005/11/01 メディア: 新書 購入: 36人 クリック: 112回 この商品を含むブログ (86件) を見る 「動学的不整合性」理論 「事前には最適である戦略が、実際に時間経過ととも…

大塚康生インタビュー・その2

労組の時代と個人主義 アニメは個々の作家性より集団統一。 給与体系 システムにスキがある方が創造の余地がある。 「動かし派」としてのグチ 貞本義行。集団作業への絶望。 職人 高畑勲 ちょっといい話。戦時中に放浪。 フランスでの映画祭の 前日のつづき…

大塚康生インタビュー

「止めの美学」について なぜ虫プロに移った東映スタッフから「動き」の技術が伝わらなかったのか 虫プロ『W3』のオープニングをやったわけ。 プラモデル会社の企画部長としてマニアック車を製作 『コナン』ロボノイドの人間くさい動きは 大塚康生インタビ…

死ねばいいのには、松本のネタ

キーワード飛来で知ったのだが、はてなでは「死ねばいいのに」はダウンタウン浜田のネタということになっている。 僕の記憶が確かなら、浜田ネタのハガキを読み終えた後に、松本が小さく「死ねばいいのに」と付け足したのが一番最初だと思う。それがやや定着…

不道徳教育・その2

前日の続き。不道徳教育作者: ブロック.W,橘玲出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/03メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 37回この商品を含むブログ (42件) を見る就職において女性差別をしている社会では、安い賃金で優秀な女性の人材を雇うことがで…

不道徳教育

市場原理の働かない国家が諸悪の根源だ、世間から白眼視されている人々の方が市場原理に沿って正しく活動しており、国家公務員が市民の敵なのだ。不道徳教育作者: ブロック.W,橘玲出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/02/03メディア: 単行本購入: 7人 クリ…

斯波四郎・芥川賞選評

芥川賞選評なんてものをちゃんと読んだことがないのでよくわからないのだが、なんだか物凄くヘンテコリンなものだった。きっかけは 文芸時評という感想 荒川洋治 - 本と奇妙な煙kingfish.hatenablog.com 上記でやった『文芸時評という感想』で荒川洋治さんが…

宮台真司・その2

江藤淳と三島由紀夫の違いって 中沢新一について 女装企画で解放され煽り抜きで語る 前日の続き。 宮台真司interviews作者:宮台 真司発売日: 2005/02/28メディア: 単行本 江藤淳と三島由紀夫の違いって 大変おもしろくて、三島っていうのは、このままアメリ…

宮台真司の自己啓発グルーヴ

こんなはずじゃなかったと宮台。 宮台真司の嫌なカンジって、自己啓発セミナーのノリを社会に持ち込んで社会にダメ出し「人格否定」をぶちかましちゃうとこじゃないと、いい加減な感想を書こうとして、そういやオレ自己啓発セミナーなんてよく知らないやと思…

文芸時評という感想 荒川洋治

知的はだか祭り文芸評論家 松浦寿輝の「須賀敦子」論 町田康、阿部和重 笙野頼子 小島信夫 平野啓一郎「日蝕」評 赤坂真理「ヴァイブレータ」 文芸時評という感想作者:荒川 洋治メディア: 単行本 サラサラ微温世代には説教オヤジ臭いのかもしれない。天敵?…